毎朝つけている体温が、一度も同じ数字にならない。
測り直すと、必ず平熱に戻る。
記録のほうには、先に出た高いほうだけが残っている。
熱はない。体のどこも悪くない。
三日ぶん、測らずに過ごした人がいる。
その三日ぶんも、記録には残っていた。
以来その人の記録には、測っていない時刻の数字が増えていく。どれも、平熱よりわずかに高いという。
添付は差出人から送られた写真を、受付時に縮小して綴じたもの。原本は別途保管する。 受付年月日は、受け取って書き起こした日を記す。公開はこれより後になる。