体育倉庫の跳び箱が、朝になると一段増えている。
生徒のあいだでは、八段目と呼ばれている。
使うのは七段までで、八段目は誰も跳ばない。
授業が終わると、いつのまにか無くなっている。
面白がって、八段目を跳んだ生徒がいる。
きれいに跳べた。何も起きなかった。
備品台帳では、その倉庫の跳び箱は、ずっと七段のままだという。
添付は差出人から送られた写真を、受付時に縮小して綴じたもの。原本は別途保管する。 受付年月日は、受け取って書き起こした日を記す。公開はこれより後になる。