実家に帰るたび、家族の自分への扱いが、少しずつ丁寧になっている。
呼び方が変わり、お茶が、来客用のカップと受け皿で出てくるようになった。自分は何も変えていない。
ある帰省で、食器棚の奥から昔の自分の湯呑みを出して使った人がいた。
翌朝、その湯呑みだけが無くなっていた。家族は誰も、そんな湯呑みがあったことを覚えていないという。
添付は差出人から送られた写真を、受付時に縮小して綴じたもの。原本は別途保管する。 受付年月日は、受け取って書き起こした日を記す。公開はこれより後になる。