実家に帰ると、自分のぶんの箸が出ている。
帰ると伝えていない日も、出ている。
家族は誰も、出した覚えがないと言う。
置かれているのは、昔から使っていた自分の箸だ。
買い物のメモを見た人がいる。
人数分より、いつもひとりぶん多く書かれていた。
筆跡は、家族の誰のものでもなかったという。同じ家からの報告は、これで六件目になる。
添付は差出人から送られた写真を、受付時に縮小して綴じたもの。原本は別途保管する。 受付年月日は、受け取って書き起こした日を記す。公開はこれより後になる。