新築のはずのマンション、寝室の壁紙に薄い跡が残っている。
前の住人の頭の形に沿ったような、脂の跡。拭いても消えない。
好奇心で、その跡に自分の頭を押し当ててみた住人がいた。
以来その人だけ、毎晩同じ時間に「誰かの寝息が耳元で止まらない」と話しているという。
添付は差出人から送られた写真を、受付時に縮小して綴じたもの。原本は別途保管する。 受付年月日は、受け取って書き起こした日を記す。公開はこれより後になる。