誰もいない時間の電気が、毎月同じだけ使われている。
集合住宅の共用部で、深夜の二時間だけ使用量が上がる。
管理会社は、センサーの誤差だと説明した。
その二時間に共用部を使う住人は、一人もいない。
検針票を三年ぶん並べてみた住人がいる。
二時間ぶんの数字は、どの月にも同じだけ残っていた。
翌月、並べた検針票から、その一行だけが消えていた。同じ建物からは、掲示板と、駐輪場の報告も届いている。

添付は差出人から送られた写真を、受付時に縮小して綴じたもの。原本は別途保管する。
受付年月日は、受け取って書き起こした日を記す。公開はこれより後になる。